原因探しに疲れたあなたの心へ。
自己内観心理学から“メンタルが弱っている時に意識しない方が良い5つの視点”を解説します。
自己内観カウンセラー
「今日はどのようなお話でしょうか?」
クライアント
「最近、どうも心が落ち込んでしまってます。
なぜこんなに辛いのか、原因を突き止めようとすると、かえって苦しくなる気がするんです。
でも、何か見逃してることがあるんじゃないかとも思ってますが、それが何なのかがわかりません。」
自己内観カウンセラー
「その苦しさに向き合おうとしている姿勢、とても素晴らしいです。
でも、実は『原因を見つける』ことが、必ずしも回復につながるとは限らないんですよ。」
“メンタルが弱っているとき、『原因を探さない』方が回復が早い5つの理由“

1. “ 原因探しが自己否定につながることがある ”
自己内観カウンセラー
「落ち込んだとき、あなたはまず何を考えますか?」
クライアント
「『なんでこうなったんだ?』『自分のせいじゃないか?』って結局、自分を責めてしまうんです。」
自己内観カウンセラー
「それは自然な反応ですが、実は“原因”を追いかけるほど、
『自分が悪い』という物語を強化してしまうこともあるんです。
例えば料理で言えば、ソースが焦げたからといって調理器具のせいとか、レシピのせいとか探し始めると、結局自分の腕が悪いと結論づけてしまうようなものです。」
クライアント
「それ、よくやってしまいます。
結果的に、自分を否定する理由ばかり探してる気がします。」
自己内観カウンセラー
「原因探しは自己成長の一歩になることもありますが、
心が弱っているときには“自己否定の燃料”にもなってしまうんです。」

2. “ メンタルが弱っているときは“思考”より“休息”が必要 ”
自己内観カウンセラー
「あなたは最近、しっかり休めていますか?」
クライアント
「正直、休んでいても“休んでいる自分”を責めてしまうんです。」
自己内観カウンセラー
「その気持ち、痛いほどわかります。
でも、心が疲れているときは、考えれば考えるほど沼にハマっていきます。
それは、熱が出てるときに“なぜ熱が出たか”を考えすぎて、かえって体力を奪ってしまうようなもの。
まずは栄養補給と安静が先なんです。」
クライアント
「確かに、今の私は『考える体力』すらないかもしれません。」
自己内観カウンセラー
「しかし、思考を止めることは、“逃げ”ではありません。
それは“戦略的な休息”なんです。
間を取ることはとても大切なことなんです。」

3. “ 理由を知っても、気持ちが楽になるとは限らない ”
クライアント
「でも、原因がわかれば気が楽になるって思ってました。」
自己内観カウンセラー
「それも一理あります。
ただ、原因が“過去のトラウマ”や“他人のせい”だった場合、
『どうしようもないこと』だと分かって、逆に無力感を感じてしまうこともあります。」
クライアント
「なるほど。
原因がわかっても、“解決できない現実”が突きつけられるだけのこともあるんですね。」
自己内観カウンセラー
「だからこそ、『わからないままでも進める』視点が大事なんです。
雲の切れ目が見えるまで、空を眺めるのをやめる必要はないんですよ。」

4. “ 無理に意味づけをすると、心に嘘をつくことになる ”
クライアント
「“すべての出来事には意味がある”ってよく聞きますよね。」
自己内観カウンセラー
「そうですね。
でも、それが“自己責任の押しつけ”になってしまうこともありますね。
例えば、落ち込んでいるときに“これには意味があるんだ”と無理に前向きな意味づけをすると、本当は辛くて泣きたい自分に嘘をついてしまうことになるんです。」
クライアント
「耳が痛いです。
確かに、無理やり笑っていた時期があります。」
自己内観カウンセラー
「意味づけは、元気になってからで十分です。
それまでは、ただ『今ここにある感情』に素直になることが大切です。」

5. “ 『今の自分を受け入れる』ことが癒しの第一歩 ”
クライアント
「では、どうしたら心が回復するんでしょう?」
自己内観カウンセラー
「それは、『分析』ではなく『受容』から始まります。
お腹がすいたときに、“なぜお腹がすいたか”よりも、
まずは“あたたかいごはんを食べること”が大切ですよね。」
クライアント
「なるほど。
今の私は、まず“自分をいたわる”ことから始めればいいんですね。」
自己内観カウンセラー
「その通りです。
あなたが『そのままの自分』に気づき、受け入れたとき、癒しはもう始まっているんです。」
“まとめ“
1. 心が弱っているときの“原因探し”は自己否定を深めてしまう。
2. 思考よりもまず“休息”が必要である。
3. 原因を知っても、必ずしも楽になれるとは限らない。
4. 無理な意味づけは、心に嘘をつくことになる。
5. “今の自分を受け入れる”ことが、回復への第一歩である。
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※このブログは筆者の個人的な体験と見解に基づいており、医療的アドバイスを目的としたものではありません。
※これは筆者のカウンセリング経験をもとに構成されたフィクション対話です。
【参考文献】
・アドラー心理学の実践(著:岸見一郎)
・ズルい心理学大全(監修:ゆうきゆう)
・嫌われる勇気(著:岸見一郎・古賀史健)



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