クライアント
「最近、業務そのものは嫌いじゃないけど、人間関係がしんどくて、会社に行くのがつらいです。」
自己内観カウンセラー
「そうなんですね。
仕事内容よりも、人との関係がつらいと感じる方、実はとても多いんです。」
クライアント
「でも、そんなことに悩んでるのは、自分が弱いせいじゃないかって自分を責めてしまいます。」
自己内観カウンセラー
「私もかつてそう思って、自分を責め続けていました。
離婚、自己破産、そして病気で人工透析をするようになってからは、周囲との関係も大きく変わりました。
でもそこで気づいたんです。
“仕事”や“体調”ではなく、“人間関係”に悩みの本質はあったと。」
クライアント
「人間関係が、悩みの本質ですか?」
自己内観カウンセラー
「アドラーは、
『すべての悩みは人間関係に起因する』
と言いました。
今日は、その言葉を5つの視点から一緒に見つめ直してみませんか?」

1.“評価される恐れ”が心の自由を奪っている
クライアント
「僕、上司や同僚の評価がすごく気になって、いつも気を使ってしまうんです。」
自己内観カウンセラー
「あなたは真面目で繊細な方ですね。
ただ、“評価”に縛られていると、自分の行動が他人の視線ありきになってしまうんです。」
クライアント
「確かに。
自分の基準じゃなくて、誰かの顔色をうかがって行動してる感じはあります。」
自己内観カウンセラー
「私も料理人時代、“シェフから認められたい”という思いに縛られていました。でも、評価を恐れて萎縮していたときの料理は、どこか自信がなかった。
自分の味を信じるようになってから、やっと自由に表現できるようになったんです。」
クライアント
「評価って、自分を縛る鎖にもなるんですね。」
自己内観カウンセラー
「“他人にどう思われるか”よりも、“自分がどう在りたいか”を大切にすることが、心の自由への第一歩です。」

2.“比較”はあなたの価値を歪ませる鏡になる
クライアント
「同期がどんどん出世していって、自分は何をしてるんだろうって焦りが止まらないんです。」
自己内観カウンセラー
「それは自然な気持ちですよ。
ただ、“比較”の視点に立つと、自分の良さが見えなくなります。」
クライアント
「でも、比べるからこそ頑張れる部分もあるのでは?」
自己内観カウンセラー
「たしかに“向上心”は大切です。
ただ、“比較”は他者の土俵で勝負する行為です。
例えば、トマトがリンゴを見て“甘さで勝てない”と嘆くようなものです。」
クライアント
「たしかに、トマトにはトマトの良さがありますね。」
自己内観カウンセラー
「あなたの人生のペースは、あなた自身が決めていいのです。
大切なのは“どれだけ他人に近づいたか”ではなく、“どれだけ昨日の自分を超えられたか”です。」

3.“支配・服従の関係”は対等な関係を壊していく
クライアント
「反論もできないし、いつも命令されてばかりで、上司との関係が一番ストレスです。」
自己内観カウンセラー
「それは、“支配と服従”の関係ですね。
アドラーは、この関係性が『人間関係の悩みを生む』と指摘しています。」
クライアント
「でも、上下関係があるのが社会じゃないですか?」
自己内観カウンセラー
「上下関係と“人としての対等さ”は別なんです。
私が厨房で働いていたころ、ある先輩は“肩書きは上でも、心は対等”を大切にしていました。
その人とだけは、安心して本音を話せたんです。」
クライアント
「確かに、対等に扱ってくれる人には、心を開きたくなりますね。」
自己内観カウンセラー
「“人として対等に向き合う姿勢”こそが、信頼の土台になるんです。」

4.“承認欲求”に依存すると、自分を見失ってしまう
クライアント
「正直、“認められたい”気持ちは常にあります。
SNSでも“いいね”の数に一喜一憂してしまいます。」
自己内観カウンセラー
「その気持ちは、誰にでもあります。
でも、それが“依存”になってしまうと、自分の人生のハンドルを“他人“に預けることになります。」
クライアント
「自分の人生なのに、他人がアクセル踏んでるみたいですね。」
自己内観カウンセラー
「私もお店を経営していた頃、お客様の評価に一喜一憂していました。
だけど、真に心に響く料理は、“喜ばれたい”からではなく、“喜ばせたい”ところから生まれるんです。」
クライアント
「“してほしい”じゃなくて、“してあげたい”なんですね。」
自己内観カウンセラー
「そうなんです。
他者からの承認ではなく、自分自身が自分を認めること。
それが、本当の自信を育ててくれます。」

5.“課題の分離”で人間関係はグッと楽になる
クライアント
「家族や同僚の悩みまで、いつも自分が背負い込んでしまって、すごく疲れてしまいます。」
自己内観カウンセラー
「あなたはとても優しい方ですね。
でも、“それは本当にあなたの課題ですか?”と問いかけてみてください。」
クライアント
「たしかに、人の課題と自分の課題を、混同してたかもしれません。」
自己内観カウンセラー
「アドラー心理学では“課題の分離”が大切とされています。
他人の気持ちや選択は、最終的にその人の課題です。」
クライアント
「じゃあ、手を差し伸べることはダメなんですか?」
自己内観カウンセラー
「手を差し伸べることは大切です。
でも、“解決してあげる”ことと“伴走する”ことは違います。
私は透析で動けない日もあります。
でも、だからこそ、相手の課題を尊重し、自分のエネルギーを守る選択ができるようになりました。」
クライアント
「なるほど。
自分を守ることが、結果的に人を大切にすることにもなるんですね。」
自己内観カウンセラー
「人間関係の悩みを減らすカギは、“どこまでが自分の責任か”を明確にすることです。」
“まとめ“
1. 評価に縛られると心は不自由になる
自分の在りたい姿を大切に。
2. 比較は他人の軸で生きること
昨日の自分と比べることで、自信が育つ。
3. 支配・服従の関係は対等な信頼を壊す
人としての対等な姿勢が、安心感を生む。
4. 承認欲求への依存は自己価値を見失わせる
“喜ばせたい”という視点が、真の信頼を生む。
5. 課題の分離が、心の負担を軽くしてくれる
自分の課題に集中し、相手の課題には敬意を。
今日1日を少しでもあなたが心地よく穏やかに笑顔で生きられるヒントになれば
嬉しいです☺️
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※このブログは筆者の個人的な体験と見解に基づいており、医療的アドバイスを目的としたものではありません。
※これは筆者のカウンセリング経験をもとに構成されたフィクション対話です。
参考文献
・岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』
・アルフレッド・アドラー『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』などの原典
・ゆうきゆう監修『ズルい心理学大全』



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