「カントのいう『傾向性』とは何か――内面に潜む“癖”に気づいたとき、人生は自由になる」

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自己内観カウンセラー

「こんにちは。

今日はどのようなお話をしましょうか。」

クライアント

「最近、自分でも“なぜこんな行動をしてしまうのか”って不思議に思うことが多くて悩んでます。

同じような失敗を繰り返している自分に、嫌気がさしてます。」

自己内観カウンセラー

「なるほど。

自分の“癖”や“繰り返しのパターン”に気づき始めているんですね。

今日は、

“カントのいう傾向性”

という概念を通じて、あなたの無意識に光を当てていきましょう。」

クライアント

「カントって、あの哲学者のですか?」

自己内観カウンセラー

「そうです。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、私たちの日常にも深く関係しています。

丁寧に解説していきますので、一緒に考えてみましょう。」

1.“傾向性とは『繰り返す心のクセ』である”

自己内観カウンセラー

「カントが言う“傾向性(Hang)”とは、簡単に言えば“心の癖”です。

自分でも意識せずに、ある方向へと行動してしまう心の傾きのことを指します。」

クライアント

「例えば、無意識に“言い訳”ばかりしてしまう、とかでしょうか?」

自己内観カウンセラー

「まさにそうです。

ある人は“傷つかないため”に人との距離を取り、

ある人は“見捨てられないよう”に常に相手に合わせてしまう。

それは一時的な“気分”ではなく、“内面の傾き”に起因しているんです。」

クライアント

「ということは、傾向性って“心の重心”みたいなものですね。」

自己内観カウンセラー

「いい表現ですね。

私も自己破産や離婚を経験したとき、“自分は無力だ”という思い込みが強くなり、

“謝っておけば波風立たない”という傾向性に支配されていました。

でもそれは、自分を守るために無意識に身につけたパターンだったんです。」

2.“傾向性は『過去の痛み』から生まれる”

クライアント

「でも、そんな“クセ”って、どうしてできてしまうんでしょう?」

自己内観カウンセラー

「ほとんどの場合、傾向性は“過去の体験”によって作られます。

特に、痛みを伴う体験『失敗、拒絶、批判』が心に深く刻まれていると、

同じ苦しみを避けるための行動パターンが定着します。」

クライアント

「例えば、“本音を言ったら否定された”経験があると、

“自分の意見を持つのが怖い”ってなる感じでしょうか?」

自己内観カウンセラー

「その通りです。

カントは、

人間は自由であるはずなのに、傾向性によって不自由に動かされている。』

と語っています

つまり、私たちは“過去の痛み”の奴隷になってしまっていることがあるんです。」

クライアント

「僕にもあります。

母親から『そんなこと言って恥ずかしくないの?』ってよく言われてたから、

今でも発言する場面になると、喉が詰まる感じがします。」

自己内観カウンセラー

「それは、あなたの傾向性が“自己表現を恐れる”という形で現れているのかもしれませんね。」

3.“傾向性は『善』の仮面をかぶっている”

自己内観カウンセラー

「ここでひとつ、注意しておきたいことがあります。

傾向性というのは、“悪いもの”として現れるとは限りません。」

クライアント

「えっ、そうなんですか?」

自己内観カウンセラー

「例えば、“人に優しくする”という行動も、

“嫌われたくないから”という恐れに基づいていれば、それは傾向性です。」

クライアント

「それ、まさに僕かもしれません。

“良い人”でいないといけない、ってずっと思ってきた気がします。」

自己内観カウンセラー

「それ自体は素晴らしい性質ですが、

もし“自分を犠牲にしてまで相手を優先する”のであれば、

そこに無意識の傾向性が隠れている可能性があります。」

クライアント

「料理でもそうでした。

お客さんのクレームに過剰に反応して、

本当は出したかった味を変えてしまったこと、何度もありました。」

自己内観カウンセラー

「“他者を喜ばせたい”というのは美しい動機ですが、

それが“嫌われることへの恐れ”に基づいていれば、自分を失ってしまいます。」

4.“傾向性に気づくことが『自由』の始まり”

クライアント

「じゃあ、傾向性ってどうすれば変えられるんですか?」

自己内観カウンセラー

「変えるためには、まず“気づく”ことです。

カントは、“傾向性を自覚したとき、人は自由になる”と述べました。」

クライアント

「気づくだけで、自由になれるんですか?」

自己内観カウンセラー

「ええ、“無自覚のパターン”で生きている限り、人は“反応する機械”のようなものです。

でも、『あ、いま自分、またこのパターンに入ってる』と気づけたとき、

そこに“選択の余地”が生まれます。」

クライアント

「なるほど。

今までは“選んでるつもり”だったけど、

実は“傾向性に選ばされてた”だけかもしれないですね。」

自己内観カウンセラー

「その気づきこそが、内観の核心です。

自己内観は、“自分が何に動かされているか”を知る旅でもあります。」

5.“傾向性を手放すと、自分の『原点』が見えてくる”

クライアント

「傾向性を手放せたら、どんな変化があるんですか?」

自己内観カウンセラー

「“素の自分”が見えてきます。

私は、“人の期待に応える”という傾向性を手放したとき、はじめて“本当に

やりたいこと”に向き合えました。」

クライアント

「それはどんな感覚でしたか?」

自己内観カウンセラー

「とても静かで、でも力強い感覚でした。

透析を受けながら、“自分はただ生きているだけでも価値がある”と心から思えたんです。」

クライアント

「それ、僕も感じてみたいです。」

自己内観カウンセラー

「大丈夫です。

あなたはもう気づき始めています。

傾向性は“生き方の癖”です。

でも、それに気づいたあなたには“癖を選び直す力”があります。」

クライアント

「はい、自分の心の動きを、もっと丁寧に見てみようと思います。」

“まとめ“

1. カントのいう傾向性とは、心が無意識に繰り返す内面のパターン”  である。

2. 傾向性は、多くの場合過去の痛み恐れから生まれている。

3. 一見良い行動の裏にも、恐れに基づいた傾向性が潜んでいることがある。

4. 傾向性に気づくことで、人は無意識の反応から選択の自由を取り戻せる。

5. 傾向性を手放すことで、本来の自分に出会い、穏やかな生き方が可能になる。

今日1日を少しでもあなたが心地よく穏やかに笑顔で生きられるヒントになれば

嬉しいです☺️

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